チベットの光 (63) 兄妹の再会
ある日、ミラレパの郷里で仏像を前に一年に一度の塑仏像大集会が催されるというので、妹のプダも郷里に戻って食を求めた。狩人の一群が、そこである歌を歌い、周りの人たちも拍手喝采し、聞く人を惚れ惚れとさせた。プダもやってきて、この歌詞を聴くと、嘆息を禁じえなかった。
「この歌詞の境涯はなんて高いのかしら。この歌詞を作った人は、きっと活佛だわ」
「ははは!」その中の狩人の一人が聞いて大笑いして言った。「わしには、この作者が活佛か凡人かは知らん。しかし、この歌はなぁ、おまえさんの唯一残された骸骨のような兄さんが、飢えて生きるか死ぬかという際に歌った歌なんだよ」
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