2019年3月、オーストラリア海軍の重巡洋艦キャンベラがスリランカ首都コロンボ港に寄港する際、警備するオーストラリア海兵。参考写真(ISHARA S. KODIKARA/AFP via Getty Images)

対立深まる豪中関係 一戦交える可能性も=豪少将

豪中関係の対立が深まるなか、軍事衝突の可能性を指摘する声が豪軍から上がっている。特殊作戦部のアダム・フィンドレイ少将は4月、兵士に向けた演説の中で、中国とオーストラリアはすでに「グレーゾーン」の紛争を始めており、将来的には中国と実際に衝突する可能性もあるため、計画を立てなければならないと述べた。

豪日刊紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」(The Sydney Morning Herald)がリークされた情報として5月4日に報じた。少将は、中国との緊張が今後も高まれば、海軍、陸軍、空軍のほか、サイバー作戦や宇宙作戦も視野に入れる可能性があると述べた。

少将は、中国はオーストラリアと「協力」すると言いながら、同時にロシア、北朝鮮、イランなどと手を組み、オーストラリアと「グレーゾーン」で競争していると指摘。中国は「戦略的な戦争」を重要視し「力を使わずに効果を得る」ことを望んでいると非難した。

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