緑茶などから摂取できるタンニンは、新型コロナウイルスの活性を抑制します。(Shutterstock)

タンニンで新型コロナ防げるかも? 緑茶のほかに何から摂れる

2021年1月に発表された中国医薬大学科研団体の研究によると「タンニンには、新型コロナウイルスの活性を抑制する効果がある」とのこと。タンニンは、ポリフェノールの一種で、私たちが日常的に口にしている食品や飲料に多く含まれています。

タンニンは、ポリフェノール化合物で、さまざまな食物に苦味や渋味をそえるとともに、抗酸化作用と炎症を抑える功能もあることから、がん細胞の増殖や転移にも抑制効果があると考えられています。

私たちが日常的に口にしているもの、例えば、緑茶には豊富なタンニンが含まれています。そのほか、タンニンの多い日常食というと、柿、バナナ、リンゴ、トマト、グアバ、柑橘類、ブドウ、ネクタリン、サンザシ、石榴(ざくろ)など。さらには、茶葉やコーヒー、赤ワインにも多く含まれています。十分に熟していない果物にはタンニンが多いとされますが、まだ青いバナナのように、食べても酸味が強く、渋みもきついのが困りものです。

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