米、中国が核兵器巡る協議を拒否と非難 中国は反論
[ジュネーブ 18日 ロイター] – 米国のロバート・ウッド軍縮大使は18日、国連軍縮会議の核戦争防止を巡る協議で、中国は核兵器を巡る米国との協議を拒否していると述べた。
ウッド大使は「中国は大幅に核兵器を増加させているにもかかわらず、残念なことに核リスクの低減に向けた米国との二国間交渉を拒否し続けている」と指摘。米国はロシアと協議しているが、中国はこれまでのところ同様の協議に取り組む姿勢を示していないとし、「こうした状況が変わることを望んでいる」と述べた。
これに対し中国代表は、中国には対話の用意があると表明。「核リスクを低減し、世界の戦略的な安全保障に貢献するための効果的な措置をともに模索する用意がある」と語った。
米国とロシアは2月、米ロ間に唯一残された核軍縮条約である新戦略兵器削減条約(新START)を5年間延長することで合意。
米ロ首脳は近く予定される会談で軍縮と安全保障のほか、戦略核の安定性などについて協議するとみられている。ウッド大使は、こうした二国間協議が核軍縮と将来的な軍縮条約の土台になることを願っていると述べた。
関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]