周王朝800年の礎

太公望・姜子牙 周文王に軍師として迎えられる

姜子牙はまたの名は呂尚と呼ばれ、一般的に太公望として知られています。殷王朝の末期に生まれ、傑出した才覚と遠大な計略の持ち主だった呂尚は、常に民のことを考え、自分が立てた手柄や功績を自慢することは一度もありませんでした。周国の文王が仁徳の持ち主だと知った姜子牙は渭水(黄河の支流の一つ)の河畔で、釣りをしているふりをして、周国の文王に重用されることを待ち望んでいました。

ある日、文王は狩りに出かける前、占い師から「今回の狩りの収穫は、龍でも豹でも、虎でも熊でもありません。王が大業を成し遂げることを補佐できる人材です」と言われました。この言葉を聞いた文王は夢の中で先人に「聖人が現れるころ、周の時代は繁栄を迎える」と言われたことを思い出し、歓喜の気持ちを抱いたまま狩りに出かけ、渭水の河畔までやってきました。

王族の身なりをした人が歩いてきたのを見た姜子牙は、自ら文王に話かけました。姜子牙の話を聞いた文王は驚愕しました。毎日釣りをしている、このみすぼらしい老人が、天下の形勢や国家を治めることについてこれほど詳しいとは思いもよらず、姜子牙が陰陽や五行の術にも通じ、兵法も得意であるのに気づき、文王は内心で感服しました。

▶ 続きを読む
関連記事
写真を撮るとき、なぜ「はい、チーズ」と言うのでしょうか。何気なく使っている掛け声には、自然な笑顔を引き出すための発音の工夫があります。
中医学では、経絡を気が巡る通り道と考え、流れの滞りが不眠や不安、こわばりなどの不調につながるとされます。日常で取り入れやすいツボ押しも紹介します。
認知症予防の鍵は、座る時間を減らすことだけではないようです。最新研究では、読書や学習など「脳を使う座り方」が認知症リスクの低下と関連することがわかりました。日常の過ごし方を少し変えるヒントを紹介します。
夏の高温多湿は、体温調節や自律神経の働きに影響し、不眠を招くことがあります。中医学の視点から、避けたい食事と眠りを支える食養生を紹介します。
膝の力が突然抜ける「膝折れ」は、転倒や生活の質低下につながります。椅子スクワットやカーフレイズなど、自宅でできる膝強化エクササイズ6選を理学療法士が解説。週3回の習慣で転倒リスクを減らしましょう