若年化が進む心筋梗塞。手のツボ押しは心臓を守ります。(談古論今話中医提供)

心筋梗塞の予防に老宮穴 自分でできる手のツボ押し

手のひらの真ん中にあるツボ(穴)が老宮(ろうきゅう)です。自分でもできる老宮穴のツボ押しは、心筋梗塞に代表される心臓トラブルの予防に役立ちます。

心筋梗塞は、男性なら45歳以上、女性なら55歳以上になると起こりやすいと言われています。台北市にある大漢中医クリニック院長・沙政平氏は「もともと女性の血管は、男性の血管より弾力性にすぐれています」とした上で、男性は仕事上の接待が多く、煙草を吸う人も女性より多いため、心筋梗塞の発症年齢は女性より低くなっていると言います。

ところが近年は心筋梗塞の若年化が進んでおり、比較的若い人でも発症することがあります。そのような年齢を問わない現代病である心筋梗塞の予防法として、沙氏は、自分でもできる老宮穴のツボ押しを薦めます。

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