新型コロナ起源巡り新たな調査を、米厚生長官がWHOに要請

[ジュネーブ 25日 ロイター] – ベセラ米厚生長官は25日、新型コロナウイルスの起源に関する新たな調査を行うよう呼び掛けた。各国の専門家がウイルスの発生源と発生の初期段階について評価することを求めた。

世界保健機関(WHO)の年次閣僚会議へのビデオメッセージで、「新型コロナの起源に関する調査の第2段階は、透明性があり、科学的根拠に基づき、国際的な専門家がウイルス発生源と初期段階の状況を完全に評価できるような独立性を与えた上で始める必要がある」と訴えた。

新型コロナの発生源とされる中国には直接言及しなかった。

米情報機関は、中国の武漢市で初の新型コロナ感染が報告される1カ月前の2019年11月、武漢ウイルス研究所の研究者3人の体調が非常に悪化し、病院で診療を受けていたとの内部報告について、詳しい調査を進めている。

WHOの報道官は24日、追跡調査を巡り報告書の提言を技術レベルで検討していると指摘。「技術チームは次に必要な研究についての提案を作成し、それを事務局長に示す」と述べた。

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