台湾、取水制限強化を延期 週末の大雨受け

[台北 31日 ロイター] – 台湾当局は31日、主要な半導体の集積地を対象に取水制限を強化する計画を延期した。 台湾は昨年に台風の上陸がなかったことなどにより、過去最悪の干ばつに襲われているが、前週末の大雨で水不足が緩和した。

当局は6月1日から半導体の集積地である新竹市と台中市で取水制限を17%に引き上げる計画だった。

王美花経済部長(経産相)は発表文で、前週末の大雨が今週いっぱい続く見通しで、近く梅雨に入るとみられることから、取水制限強化の延期を決めたと説明した。

ただ、経済部の水利署は、6月半ば以降は降水量が少なくなると予測されているため、干ばつに対する警戒は維持するとし、市民に節水の継続を呼び掛けた。

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