≪医山夜話≫(14)
修煉を始め、タバコをやめたカジノのディーラー
ある冬の日の明け方、まだ空が真っ暗な中で、冷たい風に吹かれながら、一人の男性が右手にテープ・レコーダーと座禅用の座布団、左手に法輪功の資料を持って煉功する場所に向かっています。彼は法輪功の修煉を始めてから、春夏秋冬、天候の良し悪しに関わらず、毎日欠かさず煉功してきました。しかし、彼はわずか1年半前まで一日3箱のタバコを吸い、カジノで生死をさまようような人生を送っていたと、誰が想像できるでしょうか。
彼がはじめて私の診療所を訪れた時、全身から強烈なタバコの臭いがしていたため、待合室にいた患者は皆彼の側から逃げるように座席を移動しました。当時の彼は呼吸が荒く、喘ぐように息をしていました。彼はタバコを止めるために私の診療所を訪れたのです。
彼は、次のように訴えました。「1年前、私は前立腺ガンに罹りました。タバコをやめないと間もなく肺癌になると医者に言われました。私は様々な方法を試しましたが、なかなかタバコをやめられません。私の仕事はカジノでトランプのカードを配るディーラーです。数十年間、私は毎日タバコの煙の中で過ごしてきました。自分が吸わなくても受動的にタバコの煙を吸っていたのです」
関連記事
SNSの利用を1日30分に減らすと、1週間で抑うつや不安、不眠が改善する可能性が研究で示唆。若者のメンタルヘルスとスクリーン習慣の関係を解説。
進行が速く「がんの王」とも呼ばれる小細胞肺がん。それでも転移を繰り返しながら長期生存した例があります。免疫療法や最新検査ctDNAの可能性、見逃せない症状と予防のポイントを医師が解説します。
「食物繊維を増やせば大丈夫」は本当?75件超の臨床試験から見えた、便秘改善に有望な食品とサプリとは。キウイやマグネシウム水など、根拠に基づく最新対策をわかりやすく解説します。
離婚率が高まる今こそ見直したい、古典が教える夫婦円満の知恵。「陰陽の調和」や「琴瑟相和す」に込められた意味をひもとき、現代の結婚生活に生かすヒントを探ります。
忘れっぽさは年齢のせいだけではないかもしれません。脳には「夜の清掃システム」があり、睡眠や食事、運動でその働きを高められる可能性があります。アルツハイマー予防につながる最新知見と具体策を解説します。