斉景公は腎臓病を患っており、10日以上寝たきりだった。ある晩、彼は突然、自分と二つの太陽が戦う夢を見て、結果負けて、目が覚めた後、冷や汗をかいた。
次の日、斉景公は晏子を呼び出し、自分の夢の状況について話し、自分が死んでしまうのではないかと心配した。晏子は思案し、占い師を宮廷に召喚して、彼の分析を聞いて決断を下してはどうかと言った。そして斉景公は晏子にこの件を解決するよう命じた。
晏子は、宮中を出てから、直ちに人をよこして、占い師を呼んできた。そして占い師に「大王の腎臓病の属性は陰であり、夢の中で見た二つの太陽は陽である。1つの陰は2つの陽に勝てないので、この夢は大王の腎臓病が治りかけていることになると伝えてください」と言った。
宮中に入った後、占い師は晏子の話に従って斉景公に伝えた。その占い師の話を聞いた斉景公は大喜びした。心の負荷が取り除かれ、合理的な薬の使用と飲食の改善も相まって、数日後に斉景公の腎臓病は治った。斉景公はとても喜んで、占い師に褒美を与えることにした。しかし占い師は功労を貪らず、自分の話は晏子から教わったものだと言った。そこで斉景公は晏子も褒美を与えることにした。
しかし晏子は褒美を断ってから、「私が話した話は占い師が言ったから効果があるのであって、私が直接言ったなら、王は絶対信じなかっただろう。この件は占い師の功績を賞されるべきだ。私の功労ではない」と言った。
最後に、斉景公は晏子と占い師に褒美を与えた。斉景公は「晏子は功労を争うことなく、占い師の功労を貪らなかった。これは君子に備えるべき資質だ」と賞賛した。
古代の人々は「真」を崇拝し、誠実で信用を重視し、他人を欺くことはなかった。古代の社会では、王は民を欺かないし、民も大王を騙すことはない。「真」を守りながら、崇敬していた。これはどれだけ良い循環なのだろうか? しかし中国共産党の支配下の中国大陸では、中共は強引に「真」を変え、聞こえがいいように、人間の思想を改造した。中共は10年ごとに発生する暴力的な政治運動によって、人々の頭の中のあった「真」を打ち落とした後、「真」に相応する「偽」を強制的に民衆の頭の中に押し付けた。
中共ウイルス(武漢肺炎)が全世界を襲い、人類と神仏に反対し、人類を滅ぼす中共の罪悪が暴かれ、その本性が徹底的に暴露された。中共は1日毎に、人を害し、人類に災いをもたらしている。神仏の信仰を取り戻し、中国共産党を否定し、その悪党性と邪教の本性を認識し、真実を知って、伝統に戻ることが人類にとって、本当の道ではないだろうか。そして真、善、忍に従う道こそ、輝く未来があるのだろう。
(翻訳・溝部 東 編集 大道修)
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