4月、北朝鮮の平壌にある靴下工場で働く若い女性たち(KIM WON JIN/AFP via Getty Images)

北朝鮮若者の間で流行る韓国文化 金正恩氏、K-POPなどを「悪性のがん」と規定

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は最近、国内の若者の間で流行っている韓国文化「悪性のがん」と呼び、批判した。北朝鮮国内でも諸外国同様に、中共ウイルス流行の影響で室内に閉じこもる時間が増えた。若者を中心に韓国ドラマやK-POPなどに対する関心がますます高まっている。

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)10日付の報道によると、金委員長はK-POPについて、若者たちの服装、ヘアスタイル、言葉、行動などを堕落させる「悪性のがん」と規定し、党上層部に警戒を求めた。北朝鮮の国営メディアは、この現象を放置すれば「北朝鮮が湿った壁のように崩れ落ちるだろう」と警告したという。

北朝鮮内では新型コロナウイルス感染症の影響により地域間の移動が制限され、人々が家で過ごす時間が長くなっている。それに伴い、韓国音楽、ドラマなどに対する需要が高まっている。ここ数か月間、北朝鮮内の宣伝メディアが韓国文化に対して「反社会的」だと呼びかけてにもかかわらず、北朝鮮の若年層は韓国映画、ドラマ、K-POPなどを消費している。

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