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【歌の手帳】十五の心

不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心(一握の砂)

文学者(研究者ではなく、文学を創作する人)というのは、どうも普通の人間ではなく、多少なりとも「奇」であったり「狂」であったりするものです。

石川啄木(1886~1912)という短命の歌人は、その歌が秀逸であるのとは対照的に、生活者としては全く無能で、友人から借金しまくって生きていた、どうしようもない人間でした。

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