6月17日、今年2月の軍事クーデター発生後、いまなお武力衝突が続くミャンマーで、多くの市民が家を捨てて森林に流れ込み、ブルーシートでモンスーン(雨季)の雨露をしのぐ生活を強いられている。5月、カヤ州のキャンプで撮影。提供写真(2021年 ロイター)

アングル:戦闘続くミャンマー、避難民が森林に殺到 衛生悪化や食糧不足も

[17日 ロイター] – 今年2月の軍事クーデター発生後、いまなお武力衝突が続くミャンマーで、多くの市民が家を捨てて森林に流れ込み、ブルーシートでモンスーン(雨季)の雨露をしのぐ生活を強いられている。

森のあちこちには、数十人から1000人を超す規模の避難民キャンプが出来上がっている。東部カヤ州の戦闘から逃れてきたという人々は、食糧が不足し、疫病まん延の兆候があると訴えた。

「下痢に苦しんでいる子供たちもいる。清潔な水を手に入れるのが難しい。米や食糧を持って来られなかった人もいる」。そう話す26歳の男性は木の下の岩に張り渡した防水シートの写真を示し、「神に祈っている」と言葉を続けた。

▶ 続きを読む
関連記事
JPモルガンCEOジェイミー・ダイモン氏は「AIは一部の職を奪うが、働く場そのものを奪うわけではない」と指摘した。必要なのは、批判的思考やコミュニケーション能力などAIには置き換えられない力を身につけることだという
中共が20年以上続けてきた制裁を武器にした外交が、世界で深刻な反発を呼んでいる。短期的には効果があるように見える一方、国際的な不信を招き、各国が協調して対抗する動きを生んでいるとの指摘がある
ベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が変装し軍検問を突破、漁船でカリブ海を渡りノルウェーへ。娘の代理受賞後自ら到着、トランプ政権支援を認め平和賞を国民と米大統領に捧げると述べた
米国の入国審査が、かつてないレベルで厳しくなろうとしている。日本を含むビザ免除国からの旅行者であっても、今後は過去5年分のSNS履歴や家族情報、生体データまで提出が求められる見通しだ。
臓器収奪、弁護士の失踪、信仰への弾圧。各国で開かれた集会やフォーラムでは、中共による組織的迫害が改めて告発され、人道に反する罪の責任を問う声が一段と高まった。