アングル:「やつれた」金正恩氏、食糧難に耐える指導者演出か
[ソウル 28日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩総書記の体重減少を心配する住民の声を伝えた国営メディアの異例な姿勢の背景には、正恩氏の健康状態に関する憶測を防ぐとともに、食糧難にあって国民と犠牲を分かち合う最高指導者の姿を演出する北朝鮮指導部の意図があるのではないか――。専門家はこうした見方をしている。
北朝鮮の朝鮮中央テレビは25日、正恩氏の「おやつれになった」様子を見て誰もが心を痛めたとする首都・平壌の住民のインタビューを放送した。インタビューを受けた住民の素性は不明。国営メディアは当局の厳しい統制下にある。
ほぼ1カ月間、公的な場に姿を見せていなかった正恩氏は6月初旬に国営メディアに再び現れたが、その際に同氏の腕時計が、明らかに細くなった手首に、以前よりもしっかりと留められているようだと専門家は指摘。北朝鮮で圧倒的な権限を持つ正恩氏の健康状態を巡る憶測が広まった。
関連記事
4月20日に始まった米比合同軍事演習は、参加国が過去最多となり、日本の自衛隊も初めて正式参加。専門家は、今回の演習は、中共を封じ込める動きが世界的な流れになっていることを示すとともに、日本の関与の拡大が中共への警告になっていると指摘
韓国高官の発言が波紋を呼び、米国が対韓情報提供を一部停止。これまで日量約100ページ規模で共有していた北朝鮮に関する情報が止まり、両国の安全保障協力に影響が出ると懸念している
イラン国旗を掲げたコンテナ船「トゥスカ」が4月20日に米軍に乗り込まれ拿捕された。船内には米側が軍民両用と判断する物品が積載されている可能性があるという。同船はイランへ向かう前、中国・珠海の港湾に複数回寄港していた
過去25年で、中国共産党は資金、人事、投票工作を通じて国連への浸透を進め、その影響力を大きく広げてきた。アメリカが最大の資金拠出国であり続ける一方で、国連は次第に北京の利益に沿う方向へ傾きつつある
米中央軍はフォード級空母がスエズ通過後に紅海へ展開、空母エイブラハム・リンカーンなどとあわせ中東に最大3隻の空母打撃群が集結する見通し。このことについて、軍事専門家はトランプ政権に中東での軍事的選択肢を拡大させる動きだと指摘