<中共ウイルス>ポンペオ氏、最初の感染者は「医師」と言及
マイク・ポンペオ前米国務長官は6月29日にメディアのインタビューで、中共ウイルス(新型コロナ)の最初の感染者が「医師」だと言及した。彼はまた、2020年に行われた会談で中国外交担当トップの楊潔篪氏に対し、「中国は流行拡大の責任を負うべきだ」と迫ったと明かした。
ポンペオ氏は29日、米テレビ放送大手・シンクレア(Sinclair)の番組「The National Desk」の独占インタビューで、武漢ウイルス研究所で最初に感染した人々が「医師」だと明かした。これは、最初の感染者の職業について、公の場で初めて言及したものだ。
ポンペオ氏は30日のFox Newsのインタビューでも、「武漢研究所からウイルスが漏洩するリスクは非常に現実的だ」と指摘した。同氏が最初に武漢ウイルス研究所の漏洩説を唱えたのは2020年5月だった。
ポンペオ氏は29日のインタビューの中で、「現時点では、誰もウイルスの由来を特定できていないが、すべての情報は実験室漏洩説を裏付けている」と指摘した。
「それが機能獲得研究によって操作されたという証拠がある。2019年秋の終わりに、中共ウイルス(感染)とまったく同じ症状を発症した医師がいたという証拠もある」
現在、バイデン政権も実験室漏洩かどうかを確定するために、中共ウイルスの起源調査を行っている。
ポンペオ氏は、武漢ウイルス研究所と中国軍との関係についても言及し、同実験室で中国軍と関連のある生物学的な研究が行われていたことについても指摘した。
「我々に自分の知っていることを話したい医者がいたが、彼は不審な状況で亡くなった。このすべては、中国共産党がウイルスの由来を我々に知られたくないことを示している」
ポンペオ氏と楊潔篪氏、感染隠蔽をめぐり直接対峙
ポンペオ氏は、2020年に行われた中国外交担当トップである楊潔篪(よう けつち)氏との会談は、「全く非生産的な会談だった」と振り返った。
中国政府は当時、武漢市は閉鎖したが、武漢市民の海外出国を許している。
「それは無謀で危険なことだ。中国は必ずその責任を負わなければならない」とポンペオ氏は楊氏に迫ったという。
楊氏は当時、「武漢ウイルスの漏洩説は中国を誹謗中傷するために利用されている」と主張した。
ポンペオ氏はまた、世界保健機関(WHO)が中国の隠蔽工作に「加担している」と再び批判した。「国際保健規則」における国際ルールを守らない中国をWHOから追放すべきだと述べた。
「中国共産党は大きな支配力を持っているが、永遠に隠蔽しつづけられるとは思えない」と、真実はいずれ暴かれることになると語った。
(翻訳編集・李凌)