7月12日、イラク南部ナシリアの新型コロナウイルス患者収容病棟で酸素ボンベ爆発が原因とみられる火災が発生し、少なくとも44人が死亡、67人が負傷した。写真は火災の起きた病院。イラクのナシリヤで13日撮影(2021年 ロイター/Essam al-Sudani)

イラクのコロナ病棟で火災、44人死亡 酸素ボンベ爆発か

[ナシリア(イラク) 12日 ロイター] – イラク南部ナシリアの新型コロナウイルス患者収容病棟で酸素ボンベ爆発が原因とみられる火災が発生し、少なくとも44人が死亡、67人が負傷した。保健当局者と警察が12日明らかにした。なお捜索が行われているという。

カディミ首相は緊急会議を開き、ナシリアの保健当局責任者などのほか、病院長についても停職や拘束を指示した。

火災現場にいたロイター記者は、「炎上する院内から医療従事者らが焼けた遺体を搬出する中、多くの患者が立ち上る煙の中で咳き込んでいた」と語った。

ナシリアの保健当局者らによると、鎮火後も救助隊が捜索を続けているが、大量の煙で一部の火災病棟に入るのが困難になっている。

現場の警官は、初動報告によると、コロナ病棟内における酸素ボンベ爆発が火災の原因となった公算が大きいようだと述べた。

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