7月15日、バイデン米大統領(右)は、ホワイトハウスでドイツのメルケル首相(左)と会談し、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」への懸念を伝えた(2021年 ロイター/Tom Brenner)

バイデン氏、「ノルドストリーム2」を懸念 米独首脳会談で表明

[ワシントン 15日 ロイター] – バイデン米大統領は15日、ホワイトハウスでドイツのメルケル首相と会談し、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」への懸念を伝えた。

バイデン大統領は記者団に対し、ロシアは近隣国に対する武器としてエネルギーを利用すべきではないとの考えで自身とメルケル首相は一致していると述べた。

ロシアはウクライナを経由しない同パイプラインによってウクライナからガス通過料収入を奪い、親ロシア派武装勢力の対応に苦慮するウクライナ政府を弱体化させようとしていると見られている。

一方、メルケル首相は記者団に対し、ドイツはパイプラインについて米国と意見を異にしていると表明。ただ、ドイツ政府はウクライナを経由国と見なしていると説明し、ウクライナの懸念払拭を図った。

メルケル首相は、ロシアがパイプラインを巡ってウクライナに対するコミットメントを果たさない場合、制裁を含む「多くの手段」を欧州が取ることが可能と述べた。

バイデン大統領は、ノルドストリーム2といったプロジェクトで「良き友は意見を異にできる」と指摘。ウクライナのエネルギー安全保障が損なわれた場合、米独がパイプラインに関してどのような対応を取ることが可能か、具体的措置を検討するよう両首脳が各チームに指示したことを明らかにした。

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