7月16日、バイデン米大統領はフェイスブックなどのソーシャルメディアプラットフォームで広がる新型コロナウイルスワクチンに関する偽・誤情報が「人命を奪っている」と批判した。写真は同日、ホワイトハウスからキャンプ・デービッドに出発するバイデン大統領(2021年 ロイター/Jonathan Ernst)

バイデン氏、コロナ偽情報巡りソーシャルメディア批判 「人命奪う」

[ワシントン 16日 ロイター] – バイデン米大統領は16日、フェイスブックなどのソーシャルメディアプラットフォームで広がる新型コロナウイルスワクチンに関する偽・誤情報が「人命を奪っている」と批判した。

ホワイトハウスのサキ報道官も、ソーシャルメディアが「講じることが可能な追加措置は存在し、一段の対応ができることは明らかだ」と述べた。

同報道官は前日にも、新型コロナやコロナワクチンを巡る偽・誤情報について、「フェイスブックは有害な投稿の削除を巡り、より迅速に行動する必要がある」と批判。米国のマーシー医務総監も15日、新型コロナウイルスやコロナワクチンに関する偽情報が急拡大しており、パンデミック(世界的大流行)収束に向けた取り組みを脅かすと警鐘を鳴らした。

フェイスブックの広報は「事実の裏付けがない非難に惑わされない」とし、「20億人超がフェイスブック上でコロナやワクチンに関する信頼できる情報を閲覧しており、これはネット上で最多だ」と強調した。さらに「米国では330万人超がワクチンファインダー(ワクチン接種会場検索機能)を利用した。フェイスブックは人命を救うことに貢献している」と言明した。

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