米ジョージア州にある米疾病管理予防センター(Tami Chappell/Getty Images)

米CDC、旧PCR検査体制を年内に廃止 インフル検査もできるマルチ検査を推薦

米疾病管理予防センター(CDC)は7月21日、新型コロナウイルス(中共ウイルス)について、緊急使用許可(EUA)を得ていたコロナ単独を検査するPCR検査体制「CDC 2019-Novel Coronavirus (2019-nCoV) Real-Time RT-PCR Diagnostic Panel」を年内までに廃止すると発表した。今後は、コロナほかインフルエンザも同時に検査できる効率的な手法を取るよう医療機関に促している。

廃止の理由について、CDCは次のように説明している。米国はウイルス流行初期の2020年2月、コロナウイルス検査体制の設置のために、米国食品医薬品局(FDA)に対して、PCR検査の緊急使用許可を申請した。当時はこの方法以外効果的な検査がなかった。

しかし、現在はすでに民間企業などが開発した数百種類の検査手法がFDAにより承認されている。これらは、PCR検査体制よりも効率の良い処理能力を備え、一度に複数の病気を確認できるものが多いという。

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