中国、台山原発1号機を運転停止 一部の燃料棒に「破損」

中国当局はこのほど、燃料棒に破損が見つかったとして、中国南部の広東省台山市にある原子力発電所、台山原発の原子炉1基を停止し、メンテナンスを行うと発表した。約1カ月半前、中国当局は、同原発で放射性物質漏れの可能性があるとする米メディアの報道を否定したばかりだ。

中国国務院(内閣に相当)の国有資産監督管理委員会の管轄下にある原子力企業、中国広核集団(CGN)は7月30日夜、声明を発表した。

声明は、台山原発1号機が運転する過程において「少量の燃料棒に破損が見つかり」、フランス側の技術者との間で話し合いを行い、1号機の運転停止を決めたとした。今後はメンテナンスを行い、破損の原因を調べ、破損した燃料棒を交換する予定だという。声明は、同原子炉は「安全でコントロールできる」と強調した。

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