ミシガン州ポートヒューロン市にあるバーチウッド・モール。8月11日に撮影 (Steven Kovac/大紀元)

買い物は誰にとっての「不要不急」なのか 入国規制で大打撃被った米国小売店主が苦言

カナダとの国境に面するミシガン州・ポートヒューロン市は、かつて発明家トーマス・エジソンが少年時代を過ごした、人口2万9,000人の小規模な都市だ。観光業が盛んで、カナダからの買い物客から多くの恩恵を受けていたが、17か月間にわたる渡航禁止措置によりその経済は壊滅的な打撃を受けた。住民の窮状を救うため、地元選出の議員は渡航禁止措置を解除するよう求めている。

2020年3月にアメリカとカナダの国境が中共ウイルスの感染拡大によって閉鎖された際、カナダから来る買い物客は「不要不急である」とみなされた。しかしいったい「誰にとって不要不急なのか」。ポートヒューロン市の多くの小売業者はそのような疑問を抱いた。

ポートヒューロンの下町で婦人服のブティックを経営しているデミリー・ファルツ(Demiree Fultz)さんも疑問を抱いた一人だった。

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