8月18日、米国のオースティン国防長官は、イスラム主義組織タリバンが全権掌握したアフガニスタンについて、米軍は現在、首都カブールの空港の安全確保に専念しているため、退避しようとしている人々を市内から空港に移動させる手助けはできていないと述べた。写真はカブールの空港の外で、銃声が聞こえた後安全を確保しようとする人々。18日撮影(2021年 ロイター/ASVAKA NEWS)

米、アフガンから退避にあらゆる手段尽くす=国防長官

[ワシントン 18日 ロイター] – 米国のオースティン国防長官は18日、イスラム主義組織タリバンが全権掌握したアフガニスタンについて、米軍は現在、首都カブールの空港の安全確保に専念しているため、退避しようとしている人々を市内から空港に移動させる手助けはできていないと述べた。

オースティン長官は国防総省で記者団に対し「退避する人々が空港にたどりつけるよう、あらゆる手段を尽くす。ただ、現時点ではカブール市内に活動を広げる余力はない」と述べた。

長官によると、米軍は現在、カブールに約4500人の兵士を配備。これまでのところタリバンとの敵対的な事態は発生しておらず、米軍とタリバン司令官とのコミュニケーションも維持されている。

オースティン長官と共に記者会見した米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は、タリバンがわずか11日でアフガニスタンの全権を掌握することを示す情報はなかったとし、アフガニスタン政府崩壊が予想される時期の見通しは、駐留米軍撤退から数週間、数カ月、数年とレンジが広かったと述べた。

これとは別にシャーマン国務副長官は、タリバンは国外退避を望むアフガニスタン人を安全に退避させるとの見通しを示した。

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