農科学もうひとつの道 完全自然農法
7. 肌がきれいになる農作業~善玉菌が全身を浄化する
土いじりをすると手が荒れる──。家庭菜園を楽しむ人にしろ、プロの農業者にしろ、なぜか土に直接触れると手が荒れる。そして、そのことは当たり前のこととして一般に受け止められている。子供たちに農業体験をしてもらう企画がテレビ番組で紹介される場面でも、畑で種播きしたり、苗を植えたり、あるいは収穫するとき、子供たちはビニール手袋をはめたうえ、さらに軍手をはめて参加する様子が映し出される。いま日本の農地は、素手で入ってはいけない危険地帯になっているのだ。
ほぼ毎日、自然農法の畑の土に触れている筆者の手は、荒れることなくすべすべしている。すでに園芸経験があり、ずっと手荒れに悩まされていたという人も、この農園で野菜づくりを始めると、「手が荒れなくなった」と驚いている。両者の違いにどのような理由があるのだろうか。とくに手荒れについて検証したことはないが、考えられる一番の原因は「肥料」だと推測される。
「農薬」という可能性もなくはないが、かつて有機農業の現場で1年近く学んでいたとき、生産担当のスタッフたちは、例外なく手荒れに悩まされているのを見てきた。瑞々しい肌を持つ若いスタッフたちの両手の爪と皮膚がボロボロになり、痛々しかった。有機農業は農薬を使わない。つまり、肥料を投入した畑の土に直接触れて手が荒れていたのだ。そして、おそらく手荒れの本当の原因は、肥料を投入したことによる悪玉菌(腐敗菌など)の増殖によるものだろう。
関連記事
6万件超のMRI研究で判明した、お尻の筋肉と2型糖尿病リスクの関係。理学療法士が教える、自宅でできる臀部エクササイズ5選を写真付きで紹介します
気分の落ち込みやストレスを感じるとき、食事は心の調子を支える一つの手がかりになります。バナナ、柑橘類、青魚、ダークチョコレートなど7つの食材を紹介します。
夏至から半夏生にかけては、陽から陰へと季節の流れが変わる節目です。しそ、タコ、オクラなどの食材を通じて、湿気によるだるさや脾胃の不調を整える養生の知恵を紹介します。
写真を撮るとき、なぜ「はい、チーズ」と言うのでしょうか。何気なく使っている掛け声には、自然な笑顔を引き出すための発音の工夫があります。
中医学では、経絡を気が巡る通り道と考え、流れの滞りが不眠や不安、こわばりなどの不調につながるとされます。日常で取り入れやすいツボ押しも紹介します。