8月23日、ハリス米副大統領は、米国はアフガニスタンでの退避に集中しており、軍撤退状況を分析する時間は十分あるとの認識を示した。シンガポールで代表(2021年 ロイター)

米副大統領がシンガポール首脳と会談、開かれたインド太平洋確認

[シンガポール 23日 ロイター] – ハリス米副大統領は23日、米国はアフガニスタンでの退避に集中しており、軍撤退状況を分析する時間は十分あるとの認識を示した。訪問先のシンガポールで述べた。

シンガポール首相との共同記者会見の場で「アフガニスタンからの撤退する状況で何が起き、何が行われたのかを分析する多くの時間がある」と指摘。「しかし現在は、米国市民、協力したアフガン人、女性や子どもなど弱者の退避にもっぱら集中している」と述べた。

またシンガポールと地域の持続関係を再確認し、「自由で開かれたインド太平洋地域という共通のビジョンを強固にするためここにいる」と表明。「南シナ海などでの国際秩序に基づいたルールや航行の自由を守るため、インド太平洋を巡る同盟国やパートナー国と協力するという米国のコミットメントを会談で再確認した」と述べた。

ホワイトハウスによると、両国は23日の会談で、米国のP-8哨戒機と沿海域戦闘艦のシンガポール配備を再確認する安全保障協定で合意した。

両国はまた、金融や軍事セクターでのサイバーセキュリティー協力を拡大し、サイバー上の脅威での情報交換の強化でも合意した。

サプライチェーンの構築で両国が対話を開始することでも合意した。

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