モデルナ製ワクチン接種の30代男性2人が死亡、基礎疾患なし 使用見合わせロットと同時期の産品
米国のモデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンに異物が見つかった問題で、厚生労働省は28日、使用見合わせの対象となったロットのワクチンを接種した30代の男性2人が、死亡していたことを発表した。2人に基礎疾患はなく、アレルギーもなかった。なお、接種したワクチンは異物が見つかったものと異なるロットだが、同時期に製造されたものだ。死因は明らかにされておらず、解剖を行って探索するという。
厚生労働省は「新型コロナワクチンの使用見合わせロット接種後の死亡事例の報告概要」と題する書面において、基礎疾患とアレルギーのない30代男性2人が、新型コロナウイルスワクチンを接種後に死亡した経緯を公開した。
一人目の男性は38歳だった。厚生労働省の資料によると、基礎疾患及びアレルギー歴のないこの男性は、7月18日と8月15日にそれぞれワクチンを接種した。男性は2回目の接種を行った翌16日に38.5℃の発熱があり、8月17日に解熱したものの、8月18日、自宅で死亡が確認された。
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