自然免疫はワクチンよりも「強く長く」作用=イスラエルの新型コロナ・デルタ株研究
新型コロナウイルスの免疫に関するイスラエルの新しい研究によると、デルタ株流行以前に感染し、発症して回復した経験を持つ人は、ファイザー社のワクチン(BNT162b2)接種だけで得られる免疫よりもデルタ株に対して有意に強く、長く続く免疫を保持していることがわかった。
BNT162b2を2回接種した人は、以前の感染から回復した人に比べて、デルタ株の感染症にかかる可能性が約6倍、症候性疾患にかかる可能性が約7倍高かった。この結果は、新型コロナウイルスとの戦いにおいて、予防接種による免疫の獲得だけに依存できないことを示している。
研究は、250万人の匿名の電子健康記録を持つマッカビ・ヘルスケア・サービス(Maccabi Healthcare Services)、テルアビブ大学、アシュドッド大学病院が行なった。2020年3月1日から2021年8月14日までの健康記録に基づく。
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