独ベルリンでコロナワクチンと規制反対のデモ、2日目は数千人参加
[ベルリン 29日 ロイター] – ドイツのベルリンで29日、新型コロナウイルスワクチン接種と感染拡大抑制のための規制に反対して数千人規模のデモが行われた。抗議は2日連続となった。
ドイツの一部地域でワクチン未接種者に対する規制強化が検討されており、デモ参加者らは「われわれの子どもたちに触るな」と連呼し、「ワクチンアパルトヘイト(人種隔離政策)」と書かれたプラカードを掲げた。
市東部では、暴徒鎮圧体制の装備を整えた警官数十人が住宅地で行われたデモの制御に当たった。
ベルリン警察はツイッターで、暴徒や、感染抑制指針違反を呼び掛ける人々を中心に、80人前後を拘束したと投稿した。28日には、デモ隊がバリケードを突破してベルリン中心部の議会本部に到達しようとしたことから、100人以上が拘束されたという。
ドイツでは人口の約60%がワクチンの完全接種を完了、少なくとも1回の接種を受けた人は65%となっている。しかし感染がふたたび急速に拡大しており、当局者らはより多くの人の予防強化に向け対策を検討している。
ワクチンに懐疑的な国民が多く、ベルリン市当局が12歳以上の10代への接種を強く推奨していることに対しては批判が噴出している。
一方、29日には当局者の発言として、少なくとも1つの地域でワクチン未接種者に対する規制強化が予定されていると報じられた。
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