8月30日、米当局者が初期段階の情報としてロイターに明かしたところによると、アフガニスタンのカブール国際空港に向け複数のロケット弾が発射されたものの、ミサイル防衛システムによって迎撃された。写真は今月17日に撮影された同空港をパトロールする米兵士。提供写真(2021年 ロイター/U.S. Air Force)

カブール空港に複数のロケット弾、防衛システムで迎撃=米当局者

[ワシントン 29日 ロイター] – 米当局者が初期段階の情報としてロイターに明かしたところによると、アフガニスタンのカブール国際空港に向け複数のロケット弾が発射されたものの、ミサイル防衛システムによって迎撃された。

この当局者が匿名を条件に語ったところでは、現地時間30日早朝に最大5発が発射されたという。その上で、全てが防衛システムによって撃ち落されたのかは不明だとした。

また、今のところ米側に負傷者は出ていないものの、情報の内容は今後変わる可能性があると付け加えた。

アフガンのメディアによると、ロケット弾攻撃は車両の後方から仕掛けられた。現地の通信社パジュワクは、複数のロケット弾がカブールの異なる場所に撃ち込まれたと報じた。

米軍は29日、カブールの空港への自爆攻撃を準備していたとみられる車両を無人機で空爆している。

米政府は、米軍のアフガン撤収を今月末までに完了させる方針。

バイデン米大統領は30日、カブールの空港に向けロケット弾が発射されたことについて説明を受けた。ホワイトハウスによると、空港での作戦は中断されなかったとの話があったという。大統領の説明にはサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)とロン・クレイン大統領首席補佐官があたった。

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