8月31日、防衛省は日本人などの退避のためアフガニスタンへ派遣した自衛隊の部隊撤収を決定した。写真はアフガニスタンへの出発を前に駐機する航空自衛隊機。8月23日、埼玉県の航空自衛隊入間基地で撮影(2021年 時事通信)

アフガン派遣の自衛隊撤収を決定、日本人などの輸送任務終了

[東京 31日 ロイター] – 防衛省は31日、日本人などの退避のためアフガニスタンへ派遣した自衛隊の部隊撤収を決定した。岸信夫防衛相が輸送任務の終了を命じた。日本人1人のほか、アフガニスタン人十数人を隣国のパキスタンへ運んだ。

日本政府はイスラム主義勢力タリバンが首都カブールを制圧してから約1週間後の23日、アフガニスタンへ自衛隊機を派遣。政府専用機を含む計4機と人員約260人を送り、現地に残る日本人や大使館などで働いた現地スタッフなど、およそ500人を退避させることを想定した。

カブール空港を管理下に置いていた米軍は30日、アフガニスタンからの撤退を完了した。

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