おごり高ぶった中国のナショナリズム 専門家「実に危険だ」
最近、アフガニスタンの政治情勢は世界の関心を集め、国際社会がアフガン国民の今後を心配するなか、中国のSNSでは、米軍のアフガン撤退とアフガニスタンの政策を嘲笑する書き込みが溢れている。有識者の間では、過激なナショナリズムは、中国を世界から孤立させているという見方が浮上した。
中国の王毅(おう き)外相は、7月に天津でタリバンの指導者と会談した。官製メディアはタリバンの黒い歴史に触れず、その一連の公約を報じた。中国のSNSには、米軍の撤退とアフガニスタンの政策をからかう投稿が埋め尽くした。中国共産党機関紙・人民日報系列の「環球時報」は、台湾をアフガニスタンに例え、台湾海峡で戦争が起きる場合、米軍はアフガニスタンのように台湾を見捨てるという見解を示した。中国人民大学の王義桅(おう ぎい)教授は、タリバンを「米国によって悪魔化されたアフガニスタン解放軍だ」とさえ呼んだ。
近年、中国の検閲はインターネットから実社会にまで蔓延した。「反米」の怒涛がいつまでも響き渡り、「媚美(アメリカに媚びる人)」と「精日(精神日本人)」は常にSNSで批判の標的となっている。精神日本人とは、日本に憧れて、精神的に自らを日本人とみなす中国人のことだ。
関連記事
米中間選挙において、身内に距離を置かれたオバマや遊説を避けたバイデンに対し、トランプは自ら「最高応援団長」として猛烈に全国を駆け回る。逆風の世論調査にも怯まず、強気に自らを売り込む姿を追う
米中間選挙後、米国とイスラエルがイランへの大規模攻撃を再開する可能性が浮上。72時間の集中攻撃やナタンズ近郊の地下核施設が焦点となる中、イランは周辺国との外交交渉を進める一方、ホルムズ海峡封鎖やミサイル攻撃を切り札としている
米露中首脳会談の背景やウクライナ和平の現実、そして身勝手なダブルスタンダードを続けるヨーロッパに対するトランプ政権の冷徹な現実主義を解説した論考
中共の五中全会を前に、全国政協副主席の胡春華が重要会議を欠席し、失脚説や家族の連絡途絶説が浮上した。中共内部関係者は体調不良が理由だと説明する一方、政治的復権は困難との見方を示した
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは