古代の小説『封神演義』では、千年生きた憑き物(狐狸の精霊)が、冀州侯の娘、妲己の魂を滅ぼして身体を手に入れた事が伝えられています(PhDreams / PIXTA)
歴史文書に見られる憑き物の災禍 

妲己に蠱惑され国を滅ぼした紂王

古代の小説『封神演義』では、千年生きた憑き物(狐狸の精霊)が、冀州侯の娘、妲己の魂を滅ぼして身体を手に入れた事が伝えられています。後宮に入った妲己は、その美貌で紂王を思い通りに操り始め、次第に紂王は妲己に操られるまま、妲己の美しさに欲情し、政治を無視して過ごし、暴政を行うようになりました。

ある日、終南山の道教の師匠である雲中子は、宮廷に邪気が満ちているのを見て、将来は国家の大患になる恐れがあると、紂王を憐れに感じました。そこで彼は王のために妖狐を退治しようと考え、枯れた松の枝を使って木刀を作り、紂王に献上し、宮中の建物に吊るして、妖狐を退治してくださいとお願いしました。

その木刀を見た瞬間、妲己は恐れ慄きました。雲中子は、ただの木刀で妲己を制圧し、殺せるほど深い知識があったのです。しかし、紂王は、息も絶え絶えになっている妲己の様子を見て、急いで木刀を燃やすように命じました。

▶ 続きを読む
関連記事
食事を我慢し、運動を頑張っているのに、なぜかやせない――その原因は「頑張りすぎ」にあるかもしれません。ストレスを減らし、代謝を整えながら自然にやせるための、今日から無理なく続けられる10のコツを紹介します。
暑い環境での運動は、体温上昇や腸への負担、炎症反応を引き起こすことがあります。植物由来成分やプロバイオティクスが、熱ストレス対策に役立つ可能性を紹介します。
ゴースティングは、理由や区切りがないまま関係が終わるため、反すう思考や自己否定を招きやすいといいます。拒絶より立ち直りにくい理由と、心を整理するヒントを紹介します。
骨や筋肉の減少は、単なる加齢だけで起こるものではありません。運動負荷、栄養、睡眠、ストレスなどを見直すことで、骨折や転倒を防ぐ体づくりにつながります。
サケの赤い色素として知られるアスタキサンチン。目や肌、脳、心臓の健康に役立つと注目されていますが、宣伝どおりの効果は期待できるのでしょうか。食品とサプリの違いを含め、科学的根拠から実力を検証します。