自衛隊は近年まれに見る大規模演習を本日より開始した。写真は今年5月、富士総火演に参加する自衛隊員(Photo by Akio Kon - Pool/Getty Images)

陸上自衛隊が約10万人を動員し演習、30年来最大規模 島しょ部への攻撃も想定

中国共産党軍による軍備拡張や領海侵入が繰り返され、北朝鮮が弾道ミサイルを発射するなど安全保障環境が悪化するなか、予備自衛官を含む陸上自衛隊のほぼ全部隊が参加する大規模演習が15日に開始されたことが、陸上幕僚監部への取材で明らかになった。

岸信夫防衛大臣は10日の記者会見で、大規模演習は「各種事態に実効的に対応するための抑止力・対処力を強化」するためのものだと説明。規模としては約30年ぶりとなる。訓練では、陸海空自衛隊による輸送のほか、米軍や民間の輸送力も活用する。

大規模演習は9月15日から11月30日までの間、全国約160か所の駐屯地や演習場で行われる。この演習の統裁官は、陸上自衛隊のトップである吉田圭秀・陸上幕僚長が務める。

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