米西海岸の主要港で混雑続く、過去最多のコンテナ船が入港待ち

[ロサンゼルス 15日 ロイター] – 米カリフォルニア州のロサンゼルス港とロングビーチ港で貨物の陸揚げのために入港待ちとなっているコンテナ船が過去最多の60隻に上り、数日内にさらに20隻の到着が見込まれていることが、ロス港湾局幹部の話で15日、明らかになった。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、米国の消費者による外食や旅行への支出は控えめのままで、電化製品や家庭用運動器具といった製品には引き続き多額の資金を投じている。

米国内でアジアとの交易が最も活発なロス港の年初からの貨物取扱量は今年、急増している。

貨物需要の急拡大や新型コロナウイルス感染拡大に伴うアジアの港ならびに工場の一時的な閉鎖、貨物輸送に使うコンテナおよび半導体といった主要製品の不足、異常気象が原因で、世界のサプライチェーン(供給網)はなお混乱に見舞われている。

ロス港湾局のジーン・セロカ港湾局長は、「サプライチェーンの全ての結節点で混乱が続いている」と強調した。同氏によると、同港で陸揚げされたコンテナ貨物がトラックに積み込まれるまでに最長6日間を要しているという。

米国の各地の港はトラック運転手に荷積みする時間的余裕を与えるため、週末もゲートを開放している。また、小売り大手ウォルマートなどは港近くの物流関連業務に多額の投資を行っている。

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