9月22日、フィリピンの首都マニラのフランシスコ・ドマゴソ市長(写真)は、2022年に実施される大統領選に出馬すると表明した。写真は2010年9月マニラでの代表撮影(2021年/ロイター)

マニラ市長、22年のフィリピン大統領選出馬を表明

[マニラ 22日 ロイター] – フィリピンの首都マニラのフランシスコ・ドマゴソ市長は22日、2022年に実施される大統領選に出馬すると表明した。

ドマゴソ氏(47)は芸能界で活躍していた頃の芸名、イスコ・モレノとして知られる。大統領選に出馬表明した3人目の候補者で、世論調査では有力候補の一人。

マニラの貧困地域で行われた会見でドマゴソ氏は「フィリピンの大統領選立候補を受け入れてほしい」と述べ、「完璧な政府を与えられないかもしれないが共に良くしていこう」と述べた。

貧民街で生まれ育ち、幼少期は空き瓶などを集めてリサイクル業者に売り、家計を支えた。ある葬式で芸能関係者にスカウトされ、芸能界入りした。

2019年に元大統領のエストラダ前市長を破って市長に初当選。マニラ市長としてきれいな街づくり運動を展開し、かつて露天商がひしめき合っていた繁華街を一掃した。

大統領選には、元警察長官のパンフィロ・ラクソン氏と国民的人気を誇るプロボクサー、マニー・パッキャオ上院議員も出馬を表明している。

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