京大元教授、ねつ造や改ざん…論文4本で37カ所 懲戒解雇相当=京都大学
京都大学は28日、大学院理学研究科の林愛明(りん・あいめい)元教授の熊本地震に関する単著論文について、複数の捏造や改ざんがあったと発表した。京大は同日、林氏に対して懲戒解雇相当とする処分を行った。
京大の発表によると、研究不正と認定されたのは、英字研究誌などに発表された、熊本地震に関する4つの論文。データや画像の改ざん、クラスターごとコピー・アンド・ペーストしてデータを「水増し」するなど、計37件の不正行為(捏造・改ざん)が認められた。
京大は研究不正の通報を受けて、外部委員を含む調査委員会を設置、2019年から同氏が発表した9本の論文について審査を行った。
京大は2019年3月、林氏が2016年に米サイエンス誌で発表した論文に不正があるとし、撤回を勧告した。いっぽう、林氏は調査委の聞き取り調査に対し「ケアレスミスだ」と反論し、意図的な学術不正を否定した。
(蘇文悦)
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。