コロナ禍で、法輪功の無料オンラインレッスン好評 「体の調子が良くなった」との声も
コロナ禍で在宅時間の増加で、ストレスや運動不足を解消しようと、オンラインスポーツ教室への関心が高まっている。気功修煉法・法輪功の日本の学習者・劉秀華(りゅう・しゅうか)(仮名)氏も9月12日、無料オンラインレッスンを開いた。「効果を実感した」など好評を得ており、10月初旬で参加者は十数人に達したという。
劉さんは「新型コロナウイルスの影響で、室外で集団煉功や対面で功法を伝える機会が減った。カナダの法輪功学習者は昨年9月からオンラインレッスンを始め、好評を博していると聞いたので、日本でも開催するようになった」と述べた。
参加者の声
現地の公民館で法輪功を学んだことがある体験者Nさん(60代、女性)は、自分の体を整えたくて、法輪功を学び始めたという。Nさんは「スポーツが苦手で、(法輪功は)ゆっくりとした動作で激しい運動でもなく、とても学びやすい」と述べた。今まで、「まだ数回程度しかやっていないが」、煉功後は「とてもすっきりする」と感じ、第一功法と第四功法の後は「暖かくなった」と語った。
体験者Sさん(80代、女性)は、パソコンでオンラインレッスンの情報を目にしたという。数年前に法輪功を聞いたことがあり、3年前に学びはじめた。生活面も健康面も大きく変わったと語った。以前は血流が悪くて体が痛み、皮膚の色もよくなかったが、煉功を始めると痛みが和らぎ、血色が良くなったと経験を語った。コロナで対面の功法伝授がなくなったが、オンラインの教室があると聞き、喜んで参加したという。
かつてヨガや太極拳を試したことのあるHさん(50代、女性)は、心身とも健康になるものを求めており、法輪功に出会った。始めてからは体の調子が改善し、煉功中はよくないものが出ていったように感じたという。
体が少し不自由で、夜は眠れなく心身ともつかれている50代のUさん(男性)は、近くには法輪功の煉功動作を教える人がおらず、オンラインレッスンに参加した。「煉功中に体が熱くなり、汗をかいた」と感想を述べた。
世界中の参加者ら
カナダでは、オンライン教室の参加者が半年で2000人に達したという。オンラインで法輪功を習うカナダオンタリオ州のリサ・オサニック地方議員は、真善忍は今の世に必要だと述べ、ネットで法輪功の教えを世に伝えることに感謝するとのメッセージを送った。
明慧ネットによると、「参加者の多くは煉功時に体中の強いエネルギーを感じ、その場で病状の苦しみが緩和され、睡眠の質も明らかに改善された」と紹介している。
法輪功について
オンラインレッスンの公式サイトの紹介によると、法輪功は地位、階級、人種を問わずすべての人に開かれており、参加者の個人情報も登録しないという。古代から伝わる心身を修める方法で、シンプルで覚えやすい5つの動作を行ない、宇宙の理念である「真・善・忍」を学ぶことができる、と説明されている。
90年代末まで、法輪功の修煉は中国を中心に世界中に広がった。1998年9月、中国の医学専門家などが構成された調査チームは、広東省における約1.25万人あまりの法輪功学習者の心身の健康状況について調査を実施した。病気治療と健康増進の効果が見られた割合は97.9%に達した。当局は、7170人の学習者が1年間に節約できる医療費は計1265万元(約2億円)と試算した。
法輪功は世界90あまりの国家と地域に伝わっている。師である李洪志氏の著作『転法輪』は40か国語に翻訳され、国際社会から李氏と法輪功を支持する賞や動議、書簡の総数は3700件を超える。
(蘇文悦)