10月6日、北大西洋条約機構(NATO)は、ロシアの在ブリュッセルNATO代表部に勤務する8人が「未申告の情報部員」だったとして追放処分にした。ブリュッセルのNATO本部で2018年4月撮影(2021年 ロイター/Yves Herman)

NATO、ロシア代表部の「未申告情報員」8人を追放

[ブリュッセル/モスクワ 6日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)は、ロシアの在ブリュッセルNATO代表部に勤務する8人が「未申告の情報部員」だったとして追放処分にした。NATO当局者が6日、明らかにした。

この当局者によると、同代表部に対して認めている外交官の数も10人に減らしたという。

「NATOのロシアに関する方針は一貫している。ロシアの攻撃的な行動に対応してNATOは抑止力と防衛力を強化してきた。同時に、有意義な対話の実施には引き続き前向きだ」と述べた。

ロシア外交官の追放は英スカイニューズが先に報じ、ロシアのNATO代表部に所属する外交官の数が「殺害やスパイ活動を含むロシアの悪意あるとされる活動に対応」して半減すると伝えていた。

ロイターは、ロシア外交官の削減の理由を確認できていない。

インタファクス通信によると、ロシア下院国際問題委員会のレオニード・スルツキ委員長は、ロシアは報復すると表明。必ずしも同様の措置にはならないと付け加えた。

同氏は、NATOの今回の措置がロシアと西側諸国との対話に悪影響を及ぼすと述べたという。「西側諸国は集合的にロシアとの外交面の対決方針を継続している」と批判した。

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