前田晃伸NHK会長は7日、毎年12月31日に開催されるNHK紅白歌合戦について、2年ぶりに会場に有観客で行うと発表した。
昨年の第71回NHK紅白歌合戦は、中共ウイルス(COVID-19)が広がり、無観客の方式で行われた。今年の第72回NHK紅白歌合戦を有観客で開催することに踏み切った理由として、政府が9月30日、19都道府県の緊急事態宣言を全面解除したことを挙げた。
前田氏は緊急事態宣言が解除されたことで、観客の入場させることができると決めたという。来場者をどれだけ集めるかについて、番組直前の感染状況で判断するとしている。
なお、2021年3月から2022年6月まで東京都渋谷区のNHKホールが耐震改修工事を行ったため、今年末に東京国際フォーラムのホールAがメイン会場となる。NHKホール以外での開催は1972年に東京宝塚劇場にて開催以来、49年ぶり。
流行中の観客入場開放について前田会長はNHK紅白歌合戦に関して、「新型コロナの感染拡大防止が最優先ではあるが、ガイドラインにのっとり万全の対応をとる。新年が明るい年になることを願いながら、心に残る紅白にしたい」と述べた。
(翻訳・柳あきら)
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