中国肺結節1.5億人急増 新型コロナワクチンの安全性に再び疑念

2026/01/15 更新: 2026/01/15

中国で肺結節(肺の中の直径3cm未満の小さなしこり・影)の検出者が1億5千万人超に急増、新型コロナワクチン(特にシノバック製)の副作用疑念が高まる。当局は検査技術向上と主張するが、専門家は発症率上昇とデータ非公開を問題視。患者の悲痛な体験談から闇が浮上している。

中国では新型コロナウイルス(COVID-19、中共ウイルス)流行以降、肺結節が検出された人の数が急増し、国民の間で再び不安が高まっている。当局は繰り返し「これは検査技術の向上による結果だ」と強調している。しかし専門家は、「問題の核心は『なぜこれほど多く検出されるようになったのか』ではなく、『なぜ実際の発症率が上昇し続けているのか』、さらに当局が長年にわたり新型コロナワクチンの安全性や副作用、後遺症を十分に公開してこなかった点にある」と指摘している。

肺結節の患者は1.5億人 当局はリスクを軽視し焦点をそらす

『每日経済新聞』2026年1月8日付によると、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)のデータでは、中国における肺がんは悪性腫瘍の発症率・死亡率ともに首位であり、約75%の患者は診断時すでに進行期であるという。また、健康診断などのスクリーニング検査で肺結節が発見された人は約1億2千万人から1億5千万人に達し、その規模は糖尿病患者をも上回るとしている。

しかし、この莫大な数字の背後にある原因と責任の所在は、依然として当局によって意図的に曖昧にされている。

肺結節の検出率上昇について、中国共産党(中共)当局および主要メディアは、中国工程院の鍾南山院士の見解を繰り返し引用している。鍾南山は最近、「肺結節患者の増加の主な理由の一つは、新型コロナ感染後にCT検査を受ける人が急増し、その結果、多くの肺結節が発見されるようになったことである。肺結節の発生原因は新型コロナウイルスだけでなく、環境汚染などさまざまな要因がある」と述べた。

鍾南山はまた「過度に恐れる必要はないが、軽視もできない」と警告し、「肺結節の大部分は良性だが、約11%は悪性の傾向がある」とした。

しかし、こうした説明は問題を「検出件数」と「国民の不安抑制」に限定しており、核心的な部分を避けている。
アメリカ陸軍研究所元ウイルス研究員の林暁旭博士は「当局の説明は『なぜ今これだけ見つかるのか』だけを説明しており、『なぜ実際の発生率が高いのか』には答えていない」と指摘している。

患者の訴えは「偶然の一致」とされ 救済の道断たれる

林博士は大紀元の取材に対し、「中国で肺結節が検出された人が1億2千万人から1億5千万人に上るのは偶発的な現象ではなく、多くの要因が重なり合った結果である」と述べた。その中でも「環境汚染や長期暴露に加え、長期新型コロナ症(感染後4週間以上症状が続く状態)による後遺症やワクチン関連の要因は、当局が最も触れたがらない部分である」と分析した。

河北省の肺結節患者・梁さんの体験は、当局の「ワクチン無関係論」を象徴している。梁さんは「2021年1月にシノバック(科興)製ワクチンを接種した後、肺結節が現れ、同時に複数の自己免疫疾患を発症した。重度のアレルギー性喘息、慢性咽頭炎、心臓の僧帽弁、三尖弁閉鎖などの心臓弁膜症、橋本病(甲状腺炎)など、すべてがワクチン接種後に出た」と語った。

「発病して5年、そして、2年間訴え続けたが、いまだに正式な説明はない。疾病予防管理センターの調査では『偶発的な一致であり、ワクチンとは無関係』とされた」と訴える。

梁さんが再調査を求めたところ、「再調査はできない、市の医学会で鑑定を受けるように」と指示されたが、他の患者から、「医学会や感染症の専門家はグルで、ワクチンの副作用と認定することはほとんどない」と聞かされたという。

梁さんは「自分の周りでワクチンを打った人は、ほとんど全員が肺結節を持っている」と率直に語った。

より深刻な結果 問題は肺結節にとどまらず 多臓器へ拡大

北京の脳梗塞患者・銭大龍氏は「肺結節は氷山の一角に過ぎない」と語る。「ワクチンを打った全員に肺結節があると言ってよい。死んだ人もいれば、生きている人もいる。肺結節は一見軽症に見える。それよりもっと深刻なのは脳梗塞だ」と訴えた。

彼は「2021年の大規模接種以降、白血病や血栓症、さまざまな疾患が次々と現れた。10億人規模ではないにしても、ワクチン接種者の多くが結節を抱えている」と述べ、当時医師から「血管にも血脂にも異常がなく、唯一の誘因はワクチン接種だ」と告げられたと振り返った。さらに「このタイプの脳梗塞は通常のものと異なり、血栓溶解療法を行うと脳出血を引き起こし、多くの人が死亡している」と語った。

彼はまた、「新型コロナワクチンの被害者は最も激しく弾圧・迫害を受けるグループだ。抗議すれば全員が刑事拘留され、3人が実刑判決を受けた。他の人は拘留後に保釈された」と明かした。

「当局が被害を認めたケースでも、各地で『偶発的な一致』や『無関係』として処理され、賠償責任を回避している」と非難した。

専門家 「ワクチン問題は意図的に隠蔽されている」

林暁旭博士は「新型コロナは中国から消えておらず、過去数年にわたり再感染を繰り返す人が多い。長期新型コロナの発症率も非常に高い」とし、「こうした患者では肺結節の割合も高く、症状が治まったと感じていても肺に結節が残っている例が少なくない」と指摘した。

さらに、「初期のウイルス株は下気道感染を起こしやすく、武漢で流行した最初のウイルスは下気道型で肺への感染が非常に多かった。そのような環境下で、ワクチンの製造工程が不十分であれば、一部の人々の体に損傷を与え、肺結節などを引き起こす可能性は十分にある」と分析した。

当局が副作用や後遺症の全貌を公表しない理由については、「そこが当局が最も口を閉ざす部分だ」とし、「粗悪なワクチンの全体的な影響について、政府は調査も行わず民間からも実態が見えない」と批判した。

『新唐人テレビ』の報道によると、2022年9月22日、ネット上が「シノバックが深夜にトレンド入り、関連トピックの閲覧数がすでに1億回を超えた」と題する記事を掲載した。多くのネットユーザーが「北京のシノバック製ワクチン接種で肺結節を発症した」と投稿していたが、閲覧数が2千万件を超えた段階で記事は突然削除された。翌日、中共メディアは急いで「専門家」を登場させ、「不活化ワクチンと肺結節リスクには関連性がない」と「デマ否定」報道を展開した。

シノバック社は中国で最も広く使用された不活化型COVID-19ワクチンの生産企業である。シノバック社の2021年上半期の売上高は約110億ドル(約1兆7千億円)に達し、前年同期比162倍に急増。同年12月下旬までに全世界で25億回分のワクチンを供給した。

しかし、シノバック社は2024年1月初めにワクチン生産の停止を発表し、国内外の注目を集めた。同年4月には「新型コロナワクチンの父」と称された科学者・楊暁明が「重大な規律違反と法律違反」で失脚した。

林博士は「元幹部である楊暁明が汚職で調査され、シノバック社が賄賂疑惑で摘発されたことは、ワクチン問題を政府が意図的に覆い隠している証拠である。政府はワクチン被害という核心問題を追及せず、腐敗摘発という形で矮小化している」と指摘した。

責任回避との批判

大紀元の時事評論員・李林一氏は、シノバック社をはじめとする中国国産ワクチン企業がいまだに副作用、合併症、後遺症、死亡率などの完全なデータを公開していないことを批判。「当局は一方でワクチンリスクを全面否定し、他方で膨大な患者群に対しては『偶然の発症』として救済を抑え込んでいる」と指摘した。

さらに李氏は「1億人を超える肺結節患者と多くの重症例という現実の前では、国民の不安を生み出しているのは疾病そのものではなく、当局がワクチンの安全性、公共衛生管理、医療保険制度において不透明さを保ち、情報を選別的に公開し、責任を回避していることだ」と述べた。

易如
程木蘭