米加州で小型飛行機が墜落、UPS社トラックや家屋に被害 2人死亡
米カリフォルニア州サンディエゴで11日昼頃、小型飛行機がサンタナ高校近くの住宅地に墜落した。この事故により少なくとも2人が死亡、2人が病院に搬送された。
小型飛行機C340は、アリゾナ州ユマからサンディエゴに向かう途中、ジェレミー通りとグリーンキャッスル通りの角にある2軒の住宅に墜落した。事故に関する現地報道によると、飛行機は配送大手UPS社のトラックに衝突した後、家々に突っ込んだ可能性がある。
地元住民は大紀元の取材に対して、墜落した住宅の近くに住んでいた老夫婦が裏庭から救出されたのを見たと述べた。「家を出たときに飛行機の音が聞こえた…双発機(訳註:二つのエンジンがある小型航空機)だったそうだ。怖かった」と心境を語った。
地元消防署のジャスティン・マツシタ消防司令長は記者団に対し、墜落の原因はまだ明らかになっていないと述べた。
墜落した6人乗りの飛行機に何人が乗っていたかは不明だが、消防署によると、搭乗者の生存は見込めないという。消防署はUPS社のトラックが大きな被害を受けたことを確認した。
UPS社は、この事故で同社の従業員が死亡したことについて、声明を発表した。「従業員を失ったことに心を痛めており、家族と友人に深い哀悼の意を表す。また、今回の事故に巻き込まれた他の方々とそのご家族、ご友人にもお悔やみを申し上げる。当社は、捜査当局の調査に協力している」
事故現場に近いサンタナ高校は、午後は通常授業を行なっており、生徒たちは「他の授業がない場合は昼食後に下校を促された」という。
赤十字社は、サンティーのリバーウォーク・ドライブにあるキャメロン・ファミリーYMCAで、事故のために避難を余儀なくされた住民のための避難センターを設置した。
(翻訳・武田綾香)
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