スクランブル発進する航空自衛隊のF15戦闘機(防衛省統合幕僚監部)

上半期スクランブル回数、中国軍機が7割 活動範囲拡大

2021年度の上半期における航空自衛隊のスクランブル回数のうち、7割が中国軍機だったことがわかった。飛行ルートが従前の東シナ海に加えて太平洋や日本海にも拡大し、長時間・長距離の飛行も確認された。

岸信夫防衛大臣が15日の記者会見で明らかにした。スクランブルの回数は合計390回で、うち中国軍機は281回、ロシアは102回だった。岸大臣はさらに「台湾周辺における活動も本年に入り非常に活発化をしております」と指摘した。

そのうえで、「わが国の領土・領海・領空を断固として守り抜くという方針の下、引き続き国際法と自衛隊法に従って、対領空侵犯措置に万全を期してまいります」とコメントした。

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