コロナ克服の新段階「ワクチン一辺倒」を脱却するとき
欧州の疫学の学術雑誌『European Journal of Epidemiology』に掲載された最新の研究によると、新型コロナウイルス感染症の発生件数とワクチン接種率とは直接関係がないとして、研究者は「ワクチン一辺倒の防疫措置を見直すべきだ」と呼びかけています。
同研究によると「ワクチン接種率と感染症流行状況との間に、明確な関係はない」と言います。
これまで、世界各国で猛威を振るった新型コロナウイルスについて、「感染者の急増はワクチン未接種者の割合に関係がある」と考えられてきました。
しかし、米ハーバード大学とペンシルベニア州立大学の研究者たちが68カ国のコロナウイルス感染症について調査研究をおこなった結果、各国におけるワクチン接種者数の変化と追加症例数との間に「明確な関係は見られなかった」と結論づけています。
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