2021年10月21日、北京市朝陽区警察当局はピアニストの李雲迪氏を買春容疑で逮捕したと発表(微博よりスクリーンショット)

中国当局、著名ピアニストを買春容疑で逮捕 芸能界への逆風強まる

北京市警察は21日、買春の容疑で著名ピアニストの李雲迪(ユンディ・リ)氏(39)を逮捕したと発表した。中国当局の官製メディアは相次いで李容疑者を批判した。芸能界への取り締まり強化の一環とみられる。

北京市朝陽区公安局(警察当局)は21日夜、SNS微博(ウェイボー)で、「朝陽区の住民の通報を受け」、李容疑者逮捕を発表した。

李容疑者は2000年、中国文化部(省)の指名を受けて、第14回ショパン国際ピアノコンクールに出場し、最年少で優勝した。同氏は国内外で数々のコンクールで受賞し、2015年の第17回ショパン国際ピアノコンクールでは、最年少の審査員を務めた。

▶ 続きを読む
関連記事
展示車はなぜ動いた? 中国の商業施設で展示車が突然動き出し、隣の携帯ショップに突っ込んだ。降りてきたのは子ども一人。責任は本当に子どもにあるのか。
中国インフルエンサー「落日海盗」が海外軍事系インフルエンサーを月4万ユーロで勧誘、中共の「見えないプロバイダー」戦略を暴露。自然な印象操作で台湾の士気低下を狙う巧妙な手法。専門家は中立を装った心理戦と警鐘を鳴らす
中国各地で年越しイベントが相次ぎ中止に。理由は示されず、ネットでは「なぜ?」の声が噴出。経済不安と当局の警戒が背景か。
中共が臓器移植を「国家事業」として拡大するため、病院の大量増設、移植センターの巨大化、軍関係者を含む専門チームの投入、病床数と回転率の極限まで引き上げといった手段を組織的に講じてきた
中国の不動産市場は依然として低迷が続いている12月24日、北京市は新たな不動産政策を発表し、北京戸籍を持たない家庭に対する住宅購入条件を緩和したが、仲介業者は売れ行きを楽観視していない。