あすのシェフさん
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ご飯もススム!中国家庭の定番家庭料理 ―家常豆腐(ジャアジャンドウフ)

豆腐といえば、冷やして食す「冷ややっこ」から、温めて食す「湯豆腐」、中華料理だと「麻婆豆腐」など色々なメニューが思い浮かぶポピュラーな食材です。その歴史は古く、明代の伝説の名医・李時珍の「本草綱目」には2100年もの前の前漢の時代が起源との記述が残っています。高タンパク質な上に脂肪分が低く、2013年にはユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産にも登録されて、世界中から注目を集めています。

中国の豆腐料理、家常豆腐(ジャアジャンドウフ)は中国の家庭でも定番な家庭料理です。 高温で揚げた豆腐は、表面はカリッと、中はふわふわとやわらかな食感になっています。 少し煮込むことで、豆腐にもしっかり味が染み込み、ご飯も進みます!!下の動画も見て、作ってみて下さいね。

材料

木棉豆腐 400g

豚バラ肉 100g

きくらげ 40g

たけのこ 40g

小ねぎ 50g

 

調味料

醬油 25g

豆板醬 30g

鶏がらスープの素 2g

砂糖 10g

しょうが 5g

ニンニク 5g

肉スープ 200g

(ウェイパーをお湯で溶いたもの)

水溶き片栗粉 15g(片栗粉7g 水8g)

ごま油 10g

植物油 750g

作り方

1.小ねぎは2cm幅に切る。しょうが、ニンニクは薄切り。

2.豚肉は、長さ5cm、横2cm、幅0.3cmに切る。

3.豆腐は、長さ4cm、横3cm、幅0.6cmに切る。

4.油を180℃まで熱し、豆腐を1枚ずつ鍋に入れ、表面が黄金色になるまで揚げる。網などに上げて、油を切る。

5.フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わったら、豆板醬、しょうが、ニンニク、肉スープを加え、よく混ぜたら、豆腐、醤油、鶏がらスープの素、砂糖、たけのこ、きくらげを加える。

6.(5)が煮立ったら、小ねぎ、水溶き片栗粉を加え、ごま油を回しかけて完成。

 

調味料の提供元

オーガニック クランデール 

https://courantdair.jp/

 

今日のシェフさんは…

 

プロフィール

料理人 李 凱(り がい)

1968年、中国開封出身。1986年、開封市技工学校の調理専攻課程入学。88年、同校を卒業、開封市外事観光局所属のレストラン「開封礬楼御酒楼」で中国料理の調理師として従事。91年、中国国家が認定する「1級調理師」資格を取得。中国伝統の宮廷料理に精通しているほか、糸のように細い「龍須麺」や中国宮廷の点心など面点(小麦粉を主材料とする点心や麺)づくりを得意とする。2004年、「開封礬楼御酒楼」総料理長およびマネージャーを兼任。2004年10月に来日、港区赤坂の中華料理店「赤坂天府」で調理師のちに総料理長。2009年11月には、元総理の村山富市氏をふくむ小宴席を担当。中国宮廷料理をふるまい「今まで食べた中で、最もおいしい中華料理でした」との好評を得た。2011年より、新宿の台湾料理店「霞舫酒家」料理長。2016年より「健康中華 青」神保町店で料理長。2020年より中華料理店・新宿「味の初 」で料理長、現在に至る。

 

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