11月9日、フランスのマクロン大統領は、エネルギー供給の外国依存を減らし、国際的な温室効果ガス削減目標を達成するため、原発を増設する方針を示した。パリのエリゼ宮で撮影(2021年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

仏大統領、原発増設を表明 エネルギー価格高騰で

[パリ 9日 ロイター] – フランスのマクロン大統領は9日、エネルギー供給の外国依存を減らし、国際的な温室効果ガス削減目標を達成するため、原発を増設する方針を示した。

マクロン氏はテレビ演説で「数十年ぶりにわが国での原発建設を再開するとともに、再生可能エネルギーの開発を続ける」と表明した。

大統領選を5カ月後に控えたフランスでは、エネルギー価格の高騰が家計を圧迫することへの懸念が高まっている。マクロン氏は、原発増設は「妥当な」価格を維持するのに不可欠だと説明。フランスのエネルギーの独立性と、2050年のカーボンニュートラル達成が狙いだと述べた。

マクロン氏は詳細を示さなかったが、政府は数週間中に欧州加圧水型原子炉(EPR)、最大6基の増設を発表すると予想されている。

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