世界的半導体チップ不足 中国企業の買いだめが主因=独シンクタンク
2020年末から世界的に半導体チップの供給不足が深刻化している。 最近の調査によると、中共ウイルス(新型コロナ)感染症の大流行のほか、米中ハイテク戦争に備えた中国企業が半導体チップを備蓄したことも需給バランスに影響したという。
独シンクタンクの新責任財団(Stiftung Neue Verantwortung)が11月下旬に発表した報告書によると、米国が2019年に中国大手通信機器メーカー・ファーウェイへの輸出禁止措置を発動し、一部の中国企業は先行き不安に駆られてチップの過剰注文を始めた。
中国は、半導体チップ製造の分野で輸入に大きく依存している。 世界最大の半導体消費市場である一方、自給率が低く、半導体は原油を上回って中国最大の輸入品目となっている。
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