米バイデン政権、マルクス主義ゲリラ組織を外国テロ組織指定から除外か デサンティス州知事ら反発
米フロリダのデサンティス州知事は24日、マルクス主義ゲリラ組織・コロンビア革命軍(FARC)を外国テロ組織指定から除外するバイデン政権の計画ついて、同州のコロンビア系米国人コミュニティに対する「侮辱」だと批判する声明を発表した。同政権は11月下旬から12月初旬までに除外措置を実施するとしている。
デサンティス氏は、FARCが富の再分配の名のもとに「無数の殺人や、誘拐、攻撃を行った」と指摘し、バイデン政権の計画は「FARCの野蛮なテロリスト攻撃からフロリダに逃れてきたコロンビア系米国人を苦しめることになる」と計画の廃止を訴えた。さらに外国テロ組織指定からの除外により、ラテンアメリカのテロリストを増長し、麻薬密売人の勢力を拡大する恐れがあるとして、治安悪化についても懸念を表明した。
コロンビア革命軍(FARC)は麻薬取引や誘拐による身代金を資金源とし、富裕層から貧困層への富の再分配を唱える反政府武装組織だ。FARCは2016年、半世紀以上にわたるコロンビア政府との内戦を終結させる和平協定に署名したものの、今なお数百万人が故郷を追われる身となっている。数十万人の命が奪われ、2001年に誘拐された日本人も犠牲となった。
関連記事
中国企業がエクアドルに建設した水力発電所をめぐる汚職事件で、裁判所はモレノ元大統領に懲役5年を言い渡した。同発電所では1万7千か所を超える亀裂など深刻な欠陥も見つかっている
天安門事件を目撃し、中共官製メディアの記者からキリスト教伝道師へ転身した汪勁氏の半生。軍の腐敗や臓器収奪、過酷な監視と弾圧の実態を告発し、現在はカナダで自由を語る元中共官製メディアの記者の証言
中国は、カナダと米国の貿易を巡る亀裂を戦略的に利用して両国間の対立をあおり、北米を分断しようとしていると、アジアおよび米中関係の専門家が指摘している。
米国の関税に対しカナダが報復関税と巨額支援を発表。政府が国民に国産品購入を促す一方、野党は減税による負担軽減を求めるなど、対米対抗と国内経済維持に向けた多角的な動きを報じる
米加貿易交渉の決裂背景にある、メキシコ・カナダを経由した中国製品の「大規模な積み替え貿易(関税逃れ)」の実態を論評。USMCAの優遇措置を悪用する問題点と、北米3か国が直面する現実的な選択肢を解説します