「六宮の紛黛顔色もなし」昔の女性を彩った化粧品のお話
「回眸一笑百媚生、六宮粉黛無顔色(眸をめぐらして一笑すれば百媚を生じ、六宮の紛黛顔色も無し)」
唐代の有名な長編詩『長恨歌』のなかで白居易(はくきょい)は、玄宗皇帝の寵愛を一身に受けた楊貴妃(ようきひ)の美貌をこのように絶賛しています。後宮三千人と謳われた美女のなかに絶世の美女である楊貴妃が現れると、化粧を凝らした他の女性たちは圧倒されて、全く色を失うほどであったと言います。
ここでいう粉黛(ふんたい)は、そのまま後宮の女性たちを指しますが、その華やかさは如何ばかりであったでしょうか。
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