カジノ王の拘束は「権力闘争の影響」 江沢民派の資金源絶つとの見方も
マカオ当局は11月27日、カジノ王の周焯華(アルビン・チャウ)容疑者(47)を逮捕したと発表した。その前日、中国浙江省温州市警察は周容疑者が中国国内で違法なカジノを開設し、「地下銭荘」などを利用して賭博客に資金提供などを行ったとして、自首を呼びかけた。専門家は、周容疑者の拘束の背景には最高指導部の権力闘争があるとの見方を示した。
周容疑者が2007年に設立した太陽城集団(サンシティグループ)はマカオのカジノ仲介業大手である。
周容疑者は中国当局と近い関係にあると知られている。11年、同容疑者の後押しでマカオでは、愛国組織「マカオ励志青年会」が設立された。同組織の創設イベントには、中国当局のマカオ出先機関「マカオ中連弁(中央政府駐マカオ連絡弁公室)」の高官、外交部(外務省)の駐マカオ特派員、広東省政府の幹部らが出席した。
関連記事
台湾国防部は23日、中国初の電磁カタパルト搭載空母「福建」が台湾海峡を通過したと発表した。中共軍の空母による同海峡通過は4月以来。台湾軍は全行程を厳重に監視したとしている。
中国で7月1日から施行される「民族団結進歩促進法」。中共の監視や国境を超えた弾圧がさらに世界へ広がる恐れがあるとの警告が出ている
中国経済が不振にあえぐ中、習近平は米国とのハイテク競争に突き進んでいる。英独メディアは、その姿をソ連末期の宇宙競争になぞらえ、経済をさらに圧迫する危うい賭けだと指摘
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは
中共は外資誘致に向けた新措置を打ち出したが、対中直接投資の減少は続いている。4月に公表した「産業チェーン・サプライチェーン安全規定」が外資企業の警戒感を強め、撤退を加速させているという