2008年6月4日、マカオの賭博業展覧会で来訪客が最新電子ルーレットを試している(Mike Clarke/AFP via Getty Images)

カジノ王の拘束は「権力闘争の影響」 江沢民派の資金源絶つとの見方も

マカオ当局は11月27日、カジノ王の周焯華(アルビン・チャウ)容疑者(47)を逮捕したと発表した。その前日、中国浙江省温州市警察は周容疑者が中国国内で違法なカジノを開設し、「地下銭荘」などを利用して賭博客に資金提供などを行ったとして、自首を呼びかけた。専門家は、周容疑者の拘束の背景には最高指導部の権力闘争があるとの見方を示した。

周容疑者が2007年に設立した太陽城集団(サンシティグループ)はマカオのカジノ仲介業大手である。

周容疑者は中国当局と近い関係にあると知られている。11年、同容疑者の後押しでマカオでは、愛国組織「マカオ励志青年会」が設立された。同組織の創設イベントには、中国当局のマカオ出先機関「マカオ中連弁(中央政府駐マカオ連絡弁公室)」の高官、外交部(外務省)の駐マカオ特派員、広東省政府の幹部らが出席した。

▶ 続きを読む
関連記事
インド政府は最近、デリーに設置されている中国製監視カメラ約14万台を、4月1日から段階的に交換する方針を明らかにした
中国の2026年成長目標引き下げの裏側に迫る。不動産不況や人口減少、統計データの不透明さを専門家が鋭く分析。公式発表の「5%成長」という数字と、冷え込む民間経済の乖離から、中国経済の真の実態を浮き彫りにする
中国で話題 雨に打たれ動かないライオン、その姿が「失恋した人みたい」と共感呼ぶ
正直「観光どころじゃない」? 北京で観光したら…5日で手荷物検査6回、身分確認15回。どこへ行っても止められる
中国経済の減速が鮮明となり、外資撤退や民間企業の不振が雇用環境を悪化させている。若者の就職難と低賃金が深刻化し、消費控えも拡大。社会全体に先行き不安が広がるも、打開策は見いだせていない