https://img.epochtimes.jp/i/2021/12/03/t_w5xhaf21osupvlbhiyyk.jpg

オミクロン株、世界的な大流行の兆し 高い伝播性も病毒性は未知 既存の防疫体制の維持が重要=専門家

新型コロナウイルス変異株「オミクロン」が国内でも初症例が報告されるなど世界的な流行の兆しがある。専門家は、変異株の特性から伝播性が高まる可能性を懸念しながらも、病毒性は更なる調査が必要だと見ている。各国衛生当局や専門家は従来の防疫体制を守りつつ、間違った情報や煽りに警戒するよう呼びかけている。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月26日の報告書から、アフリカ南部・ボツワナで発見され、南アフリカを中心に広がったオミクロン株について発表した。報告書によると、オミクロン株はデルタ株に比べ「伝播性がより高く、免疫回避(抗体が形成された人の免疫攻撃を避けて感染させること)への懸念でワクチンの予防効果を下げ、再感染の恐れが高い」という。 現在、世界保健機関(WHO)は、オミクロン株についてデルタ株などとともに「危険視される変異体(Variant of Concern, VOC)」に分類している。

南アフリカの保健当局は12月2日、新型コロナウイルスの感染で新たな変異株「オミクロン」が同国で主流となり、感染が急速に拡大していると発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
妊娠中にCOVID-19に感染した母親の子どもは、3歳までに自閉症など神経発達障害と診断される割合が、感染しなかった母親の子どもよりリスクは上昇するが、全体としてのリスクは低いと研究者は強調している
新型コロナの新変異株NB.1.8.1がEU域内で今後拡大する見通し。現在米国では感染の3割以上を占め、中国で急拡大した株でもある。
中共疾病予防管理センターの発表によれば、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の確定患者数は全国的に数週間連続で増加し、陽性率は22.8%に達した
中国共産党は新型コロナウイルスの流行がすでに沈静化したと主張しているが、各地では依然として死亡者数の高止まりが続いており、社会的関心が高まっている。亡くなっているのは高齢者に限らず、若年層や医療従事者にも広がっている。
中国各地でコロナ感染が再拡大し、住民や医師からは実態が公式発表を大きく上回る深刻な状況との報告が相次いでいる。